子供の稽古って どんなことをするの?

道場に来てまず初めにやることは、履物をそろえることです。

禅の教えに「脚下照顧」というのがあります。意味は、足元を

照らして己を顧みるということで、身近なことに気を配り自省の

気持ちを忘れないこと。という教えです。

ここでは、そういった意味を踏まえて、まずそれができない子供には、何度か注意をし、それでも

忘れたり、できていなかったら入り口まで連れて行き、目の前でその子の履物を外へ放り投げ、そ

れをまた取りに行かせた後、きちんと揃え直させます。少々荒っぽいやり方なのですが、これは「

頭で知るのではなく身体で知る」を実践した私なりの教育です。

次に挨拶ですが、ここで大事なことは、きちんと相手の目を見た上で挨拶するということ。

そこで 入る前に「こんにちは!お願いします。」と大きな声で言い、帰るときは「ありがとうご

ざいました!さようなら。」と丁寧に行ってもらいます。

それで実際の稽古では、空手道の昇級昇段制度に基いて行っておりますが、現在競技試合は行って

おりません。

特徴としましては、日本古流武術の思想をバックボーンとし、将来において、いかなる困難な状況

に遭っても「勇気と知恵」で臨機応変に対応できるしなやかな「心」と「体」を作ることを目的と

しているところです。


                                 
                                 

  姿 勢(しせい)   

 ここでは 「姿勢」が最も大事であると説きます。

 姿勢には 二通りの意味があって まず一つは 精神的な意味で
 よく使う「志」や何かに取り組む姿勢です。で二つ目は 姿勢が
 悪いから腰が痛くなる。とかいう身体の形的なことです。

 ここでは 身体の形的な姿勢ができていないということは 気持
 ち的な「志」や学ぶ姿勢ができていないということと同じである
 と考え 姿勢は強く丁寧に指導しています。


礼 節(れいせつ)

 愛敬塾では 日常で使う挨拶や言葉を使います。
 
 道場に来たら こんにちは!こんばんは!等もちろん会話も普通
 におこないます。
 
 古流武術の教えでは なによりも 日常で稽古ができる また使

 えるということが大事なのです。


  受 身(うけみ) 

 護身術では一番の基礎となる受身をおこないます。
 
 転倒の際に大事な頭をぶつけないように また身体を痛めない
 ようにやわらかく回転します。
 
 とにかく基礎体力を身に付け「身体を使う」を基本としてバー
 ビーという屈伸運動から馬跳び そして でんぐりがえしなど 
 さまざまな運動をおこないます。がしかし ただ漠然とやるの
 ではなく 何かに注意しておこないます。

 基 本(きほん) 
 
 基本稽古は とにかく大きな声でまた動作も大きくおこない
 ます。
 
 他でよく見かけるのですが 試合のためか 両手を上げたま
 ま蹴らせているところがありますがあれは間違いです。大人
 なら少しは意識できますが 子供はそのまま身に付いてしま
 い癖になって修正ができなくなるからです。
 
 とにかく大きな動作で行うように心がけます。 


 的蹴り(まとけり)
 
 ここでは ミットを固定しての突きや蹴りはあまり行いません。
 なぜならば 無意識に押し込んでしまい 身体を痛めたり 力
 で押し込む癖がつき間違った動作が身に付いてしまうからです。
    
 的蹴りでは 身体をどのように動かしたら力がでるのか また
 蹴りのスピードがアップするのかをレベルに応じて 蹴りの形
 を変え少しづつ行っていきます。
                    

  形(かた) 
 
 愛敬塾では 7つの形を段階的に学びます。
    
 突きや蹴りを含めた形は ここでは身体の使い方として指導
 しています。
 
 基本稽古でも延べましたが とにかく初めは大きな動作で行
 い 自分の身体を感じることができるようになると 少しづ
 つ動作を小さくしてゆきます。… 

 対面稽古(たいめんけいこ)

 ここでは 人間関係(コミュニケーション)を前提に置いた
 護身術の稽古を行います。
 

 一つの段階として 大声を出して名乗り合う稽古をします。
 内容は まず二人一組になり 相手をしっかりと見据えて大
 声で名前を聞きます それで聞かれた人は また相手に対し
 て大声で自分の名前を言い返します。
 
 



※ここで紹介しているのはごく一部です。

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