ここでは 始めに力を出す為の 力の元となる身体の胴体部分を動かす準備運動(曲げる 反らす・伸ばす 縮める・捻る)を行い その動かしているところを注意していただき体感してもらいます。たぶんみなさんはここで意外に思うでしょう やってみると 自分の身体なのにまったく思うようには動いてくれません。…その準備運動は 身体を動かすということから始め 次は動かせる で その次は使えるようになる。を目標に稽古します。その使えるようになるということは 実際 対相手との兼ね合いで使えるようにならなければならないということなのです。で 実践稽古に移るのですが とにかくいろんな稽古をします。それはたとえば棒術のようなことであったり 空手のようであったり また柔道のようであったりですが 決してぶつかり稽古ではありません。それは ここでは「感じる稽古」という言い方をします。しかし ほんとうの武道を 頭(知識)ではなく身体で理解する為の稽古は行います。とは言っても殴り合ったり蹴り合うような 競技稽古はいたしません。…で そういった稽古を積み重ねていくうちに 身体で感じる能力が磨かれてゆき 武道って?自分って?と少しづつ気付いてゆきます。いや 気付かされてゆくのでしょう。それが ほんとうの意味での「自己を磨く」や「内面を鍛える」と言う稽古に繋がるのです。ぜひ 日本の武道を体感してください。




                                 ※ここで紹介しているのはごく一部です。


  武道稽古の心得

     ●相手を敬愛し 
      ライバル心をもたないこと!


 
    ●常に自分を疑うこと!

 
    ●素直な気持ちで取り組むこと!

 


「学ぶ」というのは「まねる」からきていると何かの本に書いてありましたが 武道の稽古では とにかく「まねる」ことが大事です。 

初めに武術の基礎となる動きを学びます。
一人稽古では身体のどこを意識して また感じて どのように動かすか そして自身の姿を鏡に映して確認する という作業を繰り返します。


            マウスを置くと画像が変わります


 

 サイの形で検証する。            
 
 重いものを軽く持つ。脱力に心掛け
 る。



骨盤をできるだけ動かさずに 胴体を捻る。

その動作につられて脱力した腕が出る。


 対相手との対人稽古では 「力と力のぶつかり合いではない」ということが基本です。さらに武道では戦いの三原則というのがあり 一つは「敵は一人とは限らない」二つ目は「敵はいつ攻めてくるか決まっていない」三つ目は「敵の武器は一つとは限らない」(日野 晃先生の本から)といったことです。えっ?ほなどうすんのん??…となるでしょう。ですから 力が人の三倍あっても 超人的な身体能力があってもダメなんです。

 写真は「推手」(すいしゅ)という稽古です。脱力して相手を感じます。


知らない人に 不意に腕をつかまれたとき どうしますか?たぶん びっくりして とにかく手を振り払おうとするでしょう。では 学校や職場また道場で仲間が 不意に腕をつかむとどうでしょうか?よっぽど嫌いな人でないかぎり ビクッとするぐらいで なに?とか なによ〜?ぐらいで終わりますよね!それが普通です。

武道の稽古は それらの状況をリアルに再現して行います。ですから 稽古で実際の人間の反応を学び 対人稽古を通して 感じる能力を磨いてゆきます。



 相手と対峙する。雑念が頭をよぎると相手を
 感じることができなくなります。

 知らぬ間に自分が(自分我)入り込む。

 自分我入れば 当然斬られます。
 


 ですからこのように 対人稽古を通して 護身
 術を学ぶと同時に自己錬磨してゆくのです。

                                 


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